アヲイという存在
アヲイのボーカルのオトギのブログを何気なく見ていたら、何と配布CDで超入手困難だった『メリーさん』がリレコーディング化され『M』としてドワンゴで期間限定で無料でダウンロードしているとの神のような言葉が!!
早速ダウンロードして視聴…腹の底まで響き渡るような独特なデスボ、狂笑、ヘヴィ&ダークな世界観がヤバい!!やっとアヲイの曲をまともに聴けたな。やっべ!一気にアヲイにハマッたわ!ホームページで『絶望の太陽』のPVもほんの少し流れてたけどこれもヤバい!カオスカオスカオス~~!!これから少しずつCD購入していくんで夜露死苦♪。うぉぉぉ!!早くアヲイ流の絶望、思いっきり体感したいぜぇ!!
価格:3,240円 |
もやさまの新アナウンサー
これぞ名曲!
ちょっと遅れてしまいましたが、やっとメリーの『梟』を購入したので早速レビューします。
1.梟
突っ切るような演奏とサビの哀愁的なポップ感が印象的。ホームページでサビの一部分を視聴した時は「何かそこらへんのバンドがやってそうな曲だな」と思ったけどこの曲は全体で聴いて初めて良さがわかる曲です。珍しくテツが作曲してます。いい曲作ってくれるぜ!哀愁的だけど前向きでグッとくるモノがある。ラストの現状不満の語りでは「これ俺の事言ってくれてんの?」と錯覚するくらい俺とリンクしてました。他人事と思えないです、マジで…。こんなシングルを聴きたかったんだ!これは間違いなく名曲です!
2.罪
ストレートに自暴自棄をぶちまける自虐的暴走ソング。落ち着いて歌ってたかと思うといきなりガナり立てる情緒不安定なガラに絶望的な痛々しさを感じる。
3.密
ネロの高速なドラミングとガラのハードな歌声が印象的。サビの哀愁漂う感じも好きです。絶対的孤独感が支配する歌詞は周りを寄せ付けないダークなオーラを纏っている。
やっぱ『梟』がハンパなくイイ!これから出すであろうアルバムにこの曲が収録されると思うだけで嬉しくなってくる。マスタリングエンジニアにDIRではお馴染みのTue Madsenを起用している所にもDIRとの深い繋がりを感じてしまう。
『梟』、『罪』、『密』と漢字一文字のタイトルも面白い。それと最近の歌詞はストレートに自虐を曝け出してます。『罪』でも「俺は最低な人間」と言ってるけど俺の思う最低人間、罪人は罪を認めることなくヘラヘラと生きてるような存在価値のねぇ楽天家だと思う。ガラは罪とまともに向き合って己の弱さをストレートに吐露し必死に歌うことで贖おうとしている。だからこそ心に深くまっすぐに伝わってくるんだ!ガラは決して最低じゃない!俺自身もまた世の中の偽りの歯車に反発してる罪人。自分の事で精一杯で他人を許すことを忘れたエゴ野郎です。「生きる」というのは自殺するより辛いことかもしれない。でもまたしっかりヘルニアを直して絶望をぶち壊すような歌を聴かせてくれ!俺はいつまでも待ってるから…。
NOnsenSe MARkeT (初回限定盤A CD+DVD) [ MERRY ] 価格:5,400円 |
ジュネ祭り?
オート・モッドのトリビュート『TRIBUTE TO AUTO-MOD FLOWER IN THE DARK』をレビューします。
1.SADISTIC DREAM
心臓の鼓動のようなエフェクト。耳を澄まさないと聴こえないような歌声。後半の原曲とは異なる演奏。この曲を知ってる人は不満と思うかもしれない。でもこの何とも言えない重厚なダーク感が俺は好きです。
2.世紀末キャバレー
何処か懐かしさを感じるロック。身を乗り出しそうなダンス調なノリもイイ感じです。この曲はライブ音源しかないのでジュネ様に歌って欲しかった…。悪くはないんだけどボーカルの福井祥史って人知らないし。
3.SMELL
ジュネ様がボーカルです。デストピアバージョンよりもダーク感が色褪せ演奏面が向上してます。でも怖いくらい妖艶なサックスはこの曲をより妖しく演出している。禍々しい過去を吐露する邪悪渦巻く身も凍るような表現力はマジで凄い!!しかもギターソロにはルナシーのSUGIZOを起用するというファンにはよだれモンの顔触れだ。贅沢すぎるぜ!マジで。
4.OUT OF THE DARKNESS
ダークでホラー要素が濃厚なヘヴィロック。この曲もジュネ様が歌ってるのであんま変化が感じられないな。
5.CANNIBAL OF LOVE
清春の艶やかな歌声がこの曲の魅力を最大限に引き出してます。正直清春の存在感には驚かされた。また別物の『CANNIBAL OF LOVE』を味わえます。このアルバムの中で1番好きな曲です。
6.フレンド
ジュネ様が放つカオス丸出しなダークロック。ライブバージョン、通常バージョン、そしてこのアルバムバージョンと3つあるのですが今作のが俺的に1番好きです。まぁ通常バージョンは殆ど聴き取れないからな(笑)。
7.デストピア
この曲も清春がイイ味出してます。人時もベースを弾いてるので実質上黒夢が成立したと言っていいでしょう。またSUGIZOもギターを弾いてるので超豪華なコラボが堪らな過ぎる!!さかしまな理想を歌う宗教性が強いプログレロック。
8.レクイエム
幻想的でデカダンなロック。このトリビュートに参加したボーカルがかわるがわる歌うというこのアルバムでしか有り得ない貴重な曲です。まさにジュネ祭りですな♪。因みにギターを弾いてるのは『THE MAD CAPSULE MARKET'S』の初期の頃に所属していた室姫 深です。
トリビュートと言っときながらちゃっかりジュネ様が3曲ボーカルで歌っております(笑)。やっぱこのトリビュートで1番力を発揮したのは清春さんだろうな。当時清春さんとジュネ様はライブでお互いの曲をトレードして歌ったりする程親交が深かったそうです。
前言撤回!!
1.MACABRE
赤い闇を漂っているような気が狂れそうな程の浮遊感。幻想的で心地良いダーク感と倒錯的で妖美な表現力はマジで凄い!!曲調は結構原曲を受け継いでいて歌詞は変わったんじゃなく増えたって感じ?付け加えられた歌詞の歌い方がまた狂おしい。元々原曲の方も異端的な芸術性でかなり好きだったけど完全に超えたな!全っ然飽きさせないです。16分は疎か1日中聴けるくらいに。新たに生まれ変わったマカブラ(死を連想させる)で恍惚な世界観は死ぬまで忘れる事のできない名曲になりそうだ。
2.Unraveling(Unplugged Ver.)
ピッコロの音色が最大の特徴です。この音があるだけで和風ホラー的な感じが伝わってきてまた違う魅力を引き出してます。これは今までに無い変貌だ。
3.THE FINAL(Unplugged Ver.)
サビの静粛からオーケストラ調に移り変わる所が最大の聴き所です。かなりイイ雰囲気を醸し出していてまた更に感動的に仕上がってます。
いやぁ全部良かったです。ディスク1の方では結構キツイ事書いたけどディスク2聴いたら7000円超えも納得です。前言撤回します。全部聴く前に評価出すもんじゃないな。これから気をつけます(反省)。これがあるのと無いのとでは印象が全っ然違う!!やっぱタダじゃ終わらせないな、DIRは!特にアンプラの2曲は、「どうせアンプラだろ」と軽く見てたんですが完全に意表突かれました。アンプラは原曲には勝てないというのが俺的な概念でしたが全然良さを損なってないです。やっぱ無理して買ってよかった!
ディスク3
『輪郭』と『霧と繭』はスタジオライブです。『輪郭』は恍惚的なファルセットも忠実で結構良かったです。『霧と繭』は薄暗い照明がバッチリこの曲のダーク感とハマッてます。やっぱデスボは迫力あります♪。
ライブ映像もカオス全開で良かったdeath。『滴る朦朧』と『獣慾』の2曲だけですが…。『滴る朦朧』でのラストの「Castle Of Mud」とサイコ気味に連呼する京にジュネ様がダブッて見えたのは俺だけ?
インタビューもこのアルバムの細かい所までバッチリ聞けて良かったです。例えば過去の原曲を作っていた頃と現在の自分との対比とか。
やっぱこのアルバムはちょっと値は貼りますが完全受注生産盤を強くオススメします。ディスク2の3曲はファンなら絶対必聴でしょう。
高い金出した割には・・・
先日DIRのニューミニアルバム『THE UNRAVELING』が届いたので早速聴いてみました。…とりあえずレビューを。
1.Unraveling
押し寄せる怒涛のシャウト、神々しいファルセット、そしてサビの優しくも儚い哀愁的抱擁感。スリリングなギターソロも要注目だ!かなり好きです、この曲。このアルバムの核的存在と言えるでしょう。
2.業
最初聴いた時は速すぎてサビくらいしか似てる箇所が見つからなかったけど何回か聴いてる内に結構原曲と共通する部分が見つかって面白い。ドラムのフレーズとか。原曲と比べめちゃめちゃ激しいブラックメタル的なモノに変貌してます。
3.かすみ
歌詞は同じで演奏は当然ながら厚みを増してます。新しいギターソロが加えられてたり。よりクリーンにドラムはヘヴィ感が増してるかな?歌い方がサラッとしてて無駄を排除してるって感じがする。声に重みが何となく感じられないからリスナーによっては賛否が分かれるかも?かなり好きな曲なので変にいじらないで良かったと思う。
4.鴉
原曲の静粛をぶちまけるような狂気MAXなシャウトが醍醐味だったのにそれがものの見事にぶち壊されてます。毒を抜かれて小奇麗にまとめられてるって感じ?こういうトーンダウンするリメイクは好きじゃないな…。せっかく今までに無いようなニュータイプなビブラートの効いたシャウトも披露されてるのに声が弱過ぎるから目立たないままただ過ぎていくのは勿体ないなぁ。まぁ最後の方の終わり方は良かったんだけど…。
5.Bottom of the death valley
3分の2くらい原曲の歌詞を受け継いでます。曲調も大分似てます。まぁ歌い方は全然違うけど。こっちの方がより悲哀的かな?最初聴いた時はどうかと思ったけど何回か聴いてる内に段々良さがわかってきました。
6.Unknown.Despair.Lost
俺的にこのリメイクはこのアルバムの中で1番イイ!!サビが原曲とほぼ忠実に再現されてるのにはかなり意表突かれて驚いたな!これは大正解です。最後の最後にやってくれたぜ!!原曲の方はあんまハマんなかったので尚更嬉しいっす♪。でもさっきアマゾンのレビューを見たらこの曲が1番酷評されてました(泣)。なんで~?めっちゃいいじゃん…。
7.THE FINAL
この曲も『かすみ』同様歌詞は同じで演奏に凝ってます。ギターフレーズの違いを比べるのもまた面白い。う~ん、何かギターソロに違和感を感じるような気が…。この曲もまた歌い方がスッキリしてる感じがするな。2回目のサビの1箇所だけ歌い方が変わってたりちょいちょい異なってる部分も伺える。またライブで活躍しそうだな。
う~ん…ぶっちゃけミニアルバム出すよりは今までのようにカップリングで収録した方が良かったかも?あんま必要性を感じないんだよな。ていうかやっぱ金欠の俺に7000円超えは相当キツイ…。もしかして次こういうリメイクのミニアルバム出したら買うの先延ばしにするかも?
まぁ『Unraveling』と『Unknown.Despair.Lost』はかなり良かったんだけど。『業』も結構良かったかな?
何か『輪郭』辺りからシンヤのドラミングがヘヴィで心地良くハマり始めてる俺がいる。
次はディスク2とDVDをレビューします。
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