硝子の肖像 | Laputa
Laputaのメジャーデビューシングル
『硝子の肖像』
をレビューします。
昔懐かし8cmシングル。と言っても紙ジャケではなく縦長のプラケースは今では結構珍しい仕様なのかな?🤔
1. 硝子の肖像
愛でるようにクリーンでタイトに包まれるメロディアスな旋律に軽やかにヴィジュアル的な歌声で魅了するボーカル。やや気持ちを込めてナルシス気味に陶酔させるサビ。
極彩な情景を彩るギターソロも無駄がなく♪
インパクトにはやや欠けるものの実にシングルらしいメジャーコードが効いた贅肉を削ぎ落としたようなパーフェクトなシンプル感でビューティフルな一時を満喫させてくれますぞ👍
ものっそ聴き易くて何回でも聴ける♪
憐れな気分に浸りながら真冬の宵に食す清涼感のあるそうめんみたいにツルツル~っと😢
何かPVはDIRの『I'll』に似てます。
2. 舌
重々しい闇が忍び寄るサウンドにエフェクトを掛けて抑圧気味にぐちゃぐちゃ言葉責めを喰らわすボーカル。トーンを上げて悩ましくも強引に誘い込むサビ。
小刻みに震え気が狂れる程の悪意が全身を迸るギターソロ。
短いですが冒頭の呪文のようなヤバい宗教感や中盤の不気味に零れ落ちるようなデジタル音も朦朧な眩暈を発症させる副作用アリ💀
もはや意味不明と成れ果てた爛れたサイコワード…ラストの投げ捨てるように堕落していくおキマり感から「ゴクリ」と喉を鳴らす混沌極まる終わらせ方も思わずニヤリとしちまう😏
この曲は90年代のどす黒色なアングラロマンに満ち満ちております★
この曲、レスラーのカズ・ハヤシ選手の入場テーマに使用されてたそうです。
カズ選手って元々はマスクマンの獅龍選手だったんですよね。
俺的にカズ選手は「ファイナルカット」の印象が強くて…ってこれプロレスじゃなくて音楽のレビューでしたよね…😅
表題曲は悲哀な光
カップリングはドロドロな闇
みたいな相対するわかりやすさでメジャーデビューでいきなり二面性をモロに曝け出してきましたね。こういう振り回され方、キライじゃないです(寧ろ好き)
『舌』の歌詞が途切れナシのカタカナ表記だから歌詞追いづらいのなんの…😭
いえいえ、このヒネたイジワル感もまた味のある一つのアートなのです★
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tag : Laputa
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